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雑ログ
基本のイロ
カードケース

そろそろ使い始めて1年くらいになる頃か。
気付いたら、ヌメ革のカードケースがいい色になってきていました。飴色。入れ子になってるカタチのせいか、内側に入り込む部分、陽にあたったり、手が触れたりすることが少ない部分は色の変わり方がずい分違いますが、白い部分も新品の頃に較べると、それでも少し色が濃くなってきてます。

色比較

並べて見ると、夏の終わり、水着の跡みたい。
日に焼けた腕とか脚、そしてちょこっとめくった日焼けしてないお尻の辺みたいな。日焼けし過ぎですが。

飴色

角っこもツヤツヤ飴色。
扱いが雑なので、表面にキズもだいぶついてしまってますが、それも“味”になる(?)ヌメ革・・・ということで。今度お財布とかポーチとかその手の小物を新調するときは、ヌメ革で探そうと今のところは心に決めてみたりして。

つげ櫛

革じゃないけど、なんとなく“色”つながりで。
こっちはモロ日本!のつげ櫛ですが、色がピタリ。薄くてかさばらないので小さいカバンの中にもすっきり納まって、おかっぱザンバラ頭には重宝してます。

最近めっきり色キチガイ気味ではありますが、やはり基本はこの手のイロ。身の回りにあるモノのイロ。基本を押さえて揃えていきたいなーとふと決心したくなりました。明るい色イロイロは、それにしっくり収まる範囲に。

そういえば、大事大事なボクの毛色もこのタイプなのでした。身近に置いておきたいイロ。どうりで。

ボク@運動会
ちょっと若い頃のボク
| 雑ログ | 10:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
プッシュアップ
先週の水曜日は祝日ということでお休み・・・おサボリのため、2週間ぶりのクラス。プッシュアップです。24あるというエクササイズの中で唯一、立ち上がった姿勢で始まって、立ち上がった姿勢で終わるエクササイズなのだそう。身体の硬い人間にはちょっと厳しいですが、背中を柔らかく伸ばしてくれて気持ち良いです。
基本の姿勢でマットの上に立ち、息を吸いながら両腕を上げ肩甲骨を下げる。息を吐きながら背骨をひとつずつ意識しながら頭のてっぺんから徐々に上体を下ろしていきます。目線はおへそ。おへそを見ながら背中をまーるく柔らかく。腕は肩甲骨から(肩ではなく、肩甲骨からというところがミソ)だらんとつなげて、上体の動きに自然についていく感じ。お腹の力が抜けないように意識はお腹に集中。そのまま、脚は真っ直ぐ膝の裏をしっかり伸ばして立った状態で両手の平をぺったりとマットに下ろす・・・のがまず第一目標ですが、私は今のとこまだ無理なので軽く膝曲げます(カッコ悪い)。そこで一呼吸しておへそをさらにぎゅっと引っ込めて、息を吸いながら腕で1・2・3・4歩進んで息を吐きながら、いわゆる腕立てふせの姿勢を作ります。腰が反らないようにお腹に力を入れて、肋骨も締めたまま。肩がいからないように、肩甲骨はお尻の方に引き下げて首を伸ばして視線は斜め前方。そこで3回、プッシュアップ。女性は筋肉が細いので?腕立て苦手な人が多いそうですが(私も苦手)腕を広めに開くとやりやすいそうです。そして、そうすると胸の筋肉も使うのでバストアップにも効果アリとか。そうではなくて、脇をぎゅっと締めて、コンパクトにするとキツイけどそちらは二の腕の引き締めに効果ありなのだそうです。どっちで頑張ろうか悩むところ。半そでの季節ももうすぐそこだし。プッシュアップを3回の後は、また腕で1.2.3.4歩と後退して戻り、息をぜーんぶ吐いて、今度はヒトツずつ背骨を乗せていくように、ゆっくりと上体を起こします。ゆーっくり、腰骨の上に背骨を並べて肩がのって頭がのったら鎖骨を開いて最後にまた息を全部吐いて基本の姿勢に戻ってる・・・(はず)と。

本日、なんとなく全身まんべんなく筋肉痛です。プッシュアップの時に、お腹の力が抜けると腰が反っておしりが下がったり、肩が上がったりするので要注意。ついでに頭も下がらないように、首はすっと伸ばすよう意識してた方が腕にだけ体重がのるカタチにならないので、かえって楽に出来るそうです。それはそれでキツイけど。
ストレッチの間には前回の「スイミング」の脚だけというのもやり、ヒップアップも目指しつつ。スイミングは脚の動きだけでもやっぱり難しいー。

無理をしないように、出来る範囲で。と言ってもやっぱり伸ばすとこなんかは「アイタタタタ」というとこまで頑張らないといつまでやっても、同じところから進まないのですよね。「無理する」ではなくて、また別の問題。頑張らねばねば。

そういえば、同じクラスの方がピラティスを始めて「1センチ」身長が伸びたのだそうです。もう1年以上されてる方のようですが、それまでぎゅっと縮こまっていた背骨や背筋がすっきり伸びてきたんだろうねと。
いいなー。私も伸びたい。出来れば目標3センチほど(←それは無理・・・)。

| ピラティス | 10:33 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
チューリップもうすぐ咲きそう

庭のチューリップ。
今日はお天気で暖かいので、きれいに開きそう。
黄色が春らしい♪

チューリップつぼみ
こちらはまだ硬い。時間差で咲いてくれそう。

途方にくれる
そして、朝から途方にくれていたボク。
困ったような顔で、ぼけーと立ちっ放し。

ちなみに↑のチューリップ達、ボクの嫌いなフェンスでしっかりガードされています。ボクに「パクッ」とやられないように。
| 雑ログ | 09:54 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
看板犬です
赤川

週末、知る人ぞ知る秘湯「赤川温泉」へ行ってきました。って、そんなに珍しい温泉ではないですが。福岡市内の友人宅に泊まっていたので、そこから出発。日田、杖立、小国を通って赤川へ。晴れ女の友人、彼女と出かける時は予報は雨でもたいてい晴れます♪日曜もなかなかのドライブ日和となりました。桜も場所によっては「もうこれ満開じゃない?」というくらいに咲いていました。

前日、いや当日、早寝の私にしては珍しく久しぶりに3時過ぎまで飲んでて(ウソ、私は食べてて・・・)ヨロヨロしてましたが、温泉温泉♪と10時前にはパチっと起床。2人で帰ってきたはずが、起きたら5人で、私達が「もう限界」とお先に失礼した後、通りすがりのグループさんとちょっとしたケンカ騒ぎになり、皆交番に行ってたとのこと。週末の夜にはよくある話で怪我も無かったみたいだし、後で聞く分には笑い話でも実際遭遇してたら怖かったはず。お先に失礼して本当に良かった(←冷血)。朝方帰ってきたらしい3人もパチっと起きて、私とその部屋の住人である友人は温泉ドライブへ、1人は仕事へ、2人は野球観戦へと、バラバラと散って行ったのでした。タイムイズマネー。

どうせ朝イチで温泉行くから、ということで風呂にも入らず寝ていた乙女なワレワレ。化粧もそこそこ、真っ直ぐ赤川目指します。福岡方面から行くと有名な「黒川温泉」を通り過ぎてそのもうちょっと先。温泉は「赤川荘」1軒だけ。着いたら看板犬ちゃんがお出迎えしてくれるよ♪と聞いていたので、楽しみにしていたら・・・お出迎え♪には飽きたらしく(笑)知らんふりの看板犬ちゃんがしれっと面倒くさそうに迎えてくれました(笑)でもおとなしくて、じっとして触らせてくれます。ふかふか。お湯は白濁で優しい感じ。神経痛、五十肩、披露回復、運動麻痺、動脈硬化症、アトピー、慢性皮膚症状などなど様々な効能がアリ。そんなに混んでもないし、おじちゃんおばちゃん率高し。露天の向こうは小さな滝が流れててのんびり浸かれる、なかなか渋い温泉です。なによりお湯が気持ちいい。ものすごい硫黄くさくなるけど。芯からほっこりぬくもりマス。露天で一緒になった、なんだかすごく温泉ハンターらしいおばちゃんが「ここはいいワ!」と絶賛してたし(笑)。なんとなーく、道も覚えた気がするのでまた行こうと思います。って、運転交代した帰りは、私が道間違えてカーナビ様に頼りっ放しだったのだけれども。まぁまぁなんとかなるものだ。

看板犬
知らんふり

濃縮温泉水
会社の人にお土産。300mlボトル。これで3回分くらい。
赤川冷鉱泉を特殊な方法で約2000倍に濃縮したものだそうです。
自宅用には1リットルサイズ。しばらく温泉気分を楽しめます♪
| 雑ログ | 11:40 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ぽんぽん真っ白
腹出し2

“服従”のポーズではありません。
1人でお腹出して遊んでるだけ。
基本的にボクは庭で自由にウロウロしてますが、玄関のすりガラスにピッタリくっついて丸くなってることが多いので、日中、家の中から見るとたいていはガラス越しにボクの茶色い背中がぼんやり見えています。でもたまにガラスの向こうが白く光っている時が。そんな時は、こうやってお腹出して伸びてます。戸を開けて覗いた瞬間は手も脚もピーンと真っ直ぐに伸ばして、逆さスーパーマンみたいになったまま目が合ったりします。油断しまくり。

姉に「クタちゃんも犬用のズラ被っとんよね。誰にも気付かれんように早くから被っとるんよね。ねー♪」と言われていました。「あら、ホントね!クタちゃんもね!!まぁーそうね!」と大げさに言いながら、横からしゃしゃり出てくる母。2人に囲まれボク有頂天。聞き上手は愛されるの法則。(←ちょっと違う)
| ボクログ | 14:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
カンバセーションズ
カンバセーションズ

ヘレナ・ボナム・カーター、好きです。眺めのいい部屋、ハワーズ・エンド、ハムレット・・・コスチュームもの?がすごく似合うイメージです。一番最初に思い浮かぶのは「フランケンシュタイン」。お相手のアーロン・エッカートも好き。エリン・ブロコビッチに出てた時も「わー、カッコイイ」と思いましたが、今回は弁護士役ということで別人みたい。目とそれから顎の割れ方?がスキ♪

カンバセーションズは普通に現代のお話でした。2人は10年ぶりに再会した元夫婦で、最初から最後までスクリーンが2つに分かれてます。女性サイドと男性サイド。それぞれの心の動きが同時に見れるという感じ。最初は「わ、見にくい?」と思いましたが、面白かった。

10年前と今。過ぎてしまえば昔の思い出はキレイなものに見えるだけなのかもしれないし、本当に後悔することもあるかもしれないし、今が孤独なのかもしれないし、昔の方が孤独だったかもしれないし。なんだか良く分かりませんでしたが、1人で2つの人生を生きてみることができたら良いのにねと思いました。それはそれで「良く」はないのだろうけども。10年前に自分が知っていたお互いと姿形も生活も付随事項?も変わってて、ちょっとリアルぽい一晩だけの再会のお話でした。

| 観た・聴いた・読んだログ | 10:39 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
新しい顔に
アイシャドー

漢方生活もこの週末で2週間が経過しようとしています。「合うんじゃないかなー」と思った勘はそう外れてもいなかったよう。昨日、今日と蕁麻疹激減。ついこの間まで午前中は世界地図だったのが、今朝はさっぱり。痒くない。一時は「やはりだめだったか」と、病院に薬をもらいにも行きましたが、飲まずに様子見ています。やはりあれは“好転反応”だったに違いない。ヨシヨシ。

そしてなんと、蕁麻疹が出ていなければお肌の調子が良いです。すこぶる(←当社比)。体液(含 血液)の流れが良くなってきたのでしょうか。顔色が良いらしい。
そんなわけで、それならば、お化粧カウンターへ行ってまいりました。このところ、鏡見るのも嫌でお化粧なんてろくにしてませんでしたが、急に新しい春らしい顔が作りたくなったのです。(←もろもろ無理は承知の上)久しぶりに若作り。いや、あまり塗るとかえって老ける気もするけど。おかしいし。そこら辺は置いといて。やっぱり楽しい。女子。
単色でたっぷり量があるとどう頑張っても減らないので、3色くらいの小さなパレットになったアイカラーを探してウロウロ。淡い色味のものを物色。ついでにパンダ目にならないマスカラも新調。大学生の頃まわりで流行っていて、自分も使ってみたりしていたけど、その後とんとご無沙汰であったクリニークにて。

お化粧、未だに下手なので難しいけど、それなりにでもきちんとすると目がいつもよりも開く気がする。

マスカラも
| 健康&若作り美容ログ | 15:52 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
さがほのか
いちご

熊本のお友達に頂きました“さがほのか”。「熊本だけど“さがほのか”」なのだそう(笑)もしかして、佐賀の香りがほのかに香ってきそうな佐賀県と熊本県の県境(たまたまちょっと熊本寄り)で生産されているのだろうかとかふと思ってみたりして。関係ない?
苺独特の甘酸っぱいなんとも言えない香りがします。バナナやオレンジと一緒にヨーグルトに入れて、とも思ったけど、そのままでさっと洗ってもぐもぐ食べてしまいました。美味しい美味しい。文句の多い父も「これは甘い」と絶賛。と言っても、モッタイナイので(何が?)父の口に入ったのはわずかだけどれも。
ぷっ。

ごちそうさまでした。

ビタミンCが沁みました♪


| 雑ログ | 14:07 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと
マーリー―世界一おバカな犬が教えてくれたこと
マーリー―世界一おバカな犬が教えてくれたこと
ジョン グローガン

レゲエの神様、ボブ・マーリーの名前をもらったレトリーバー、マーリーのお話。新婚当時の著者夫妻に迎えられ家族の一員となり、幾多の苦難を撒き散らし(←乗り越えではない)、新しい家族が増える場面場面を共に過ごし、そして、ふと気付けばあまりにも早いスピードで老いていく。前半、読んでてうちのボクがワルかった頃のことを思い出しました。ラブにしろゴールデンにしろ、レトリバーは「家庭犬としては最適、賢く愛情溢れる犬種です」なんて。最初からそんなわけないのです(最初からお利巧さんな子もいるかもですが)。子犬の頃はある意味、悪魔。子犬と言ってもそこそこにデカくて力が強いので本当に手に余るのです。しかも、これがまた天使のごとく愛らしいときているので、ついメロメロになりがちで。もう、本当に手に余ります。
マーリーは生後半年ほどで通った訓練所をすぐに放校されてしまいますが、うちのボクも放校こそされませんでしたが、ナンバーワン落ちこぼれでした。「電気ショック」もされたし。お行儀の良い子にしたいのは山々でしたが、ボクの性格には合わない(ついでに私にも合わない)と判断して我が家は自主退学しました。教室でのボクは見てるのもかわいそうなくらい緊張して舞い上がって。先生に紐を握られると「助けてー助けてー」と必死で私に助けを求め、先生が「ヨシヨシ」とおやつをくれても、ボク食べられない・・・。他の犬たちは同じお皿からお水を平気で飲めるけど、ボクは喉がからからで水飲みたいのに、どーしても飲めない・・・。お迎えにきた父の姿を見つけると一目散に駆けて行って、車に飛び乗ってました。お散歩が上手に出来るように、おとなしく人間の左隣について歩けるようにしなければ!人に飛びついて愛情表現するクセも治さないとみんなに可愛がってもらえなくなる!みんなに可愛がってもらえる犬に育てなければ!!とこちらも「犬の育て方」みたいな本ばっかり読み漁って、カチコチになってたのです。私も若かった。この本を読みながら「うちはココまで無かったし、楽な子だったんだなー。意外にお利口さんだったワ」とほくそ笑み。あまりの惨状には「なんて気の毒な」と同情を覚えつつ、パワフルで明るいマーリーと一緒に暮らせた彼らを羨ましいなーなんて思うところも出てきます。

そんなはた迷惑なほど元気いっぱいのマーリーが「年取ってきたな」と、そう著者が気付くのは彼が9歳を過ぎた頃。彼の耳が遠くなってきたことに気付くのです。ボクは今年の秋に9歳を迎えます。まだお耳もしっかり聞こえているようですが、老いが顕著に現れてくると思われるお歳頃を前に、我が家もそんなことも心に留めておかなければなりません。頭の中は昔と同じやんちゃでも、身体は確実に老いていきます。老いが進むにつれて「バカ犬」などではなくて、ただ大切な家族の一員、おじいちゃんに見えてきます。すっかり足が弱ってヨロヨロしていても、家族の姿を追って、大好きな人があっちへ行けば自分もあっちへヨロヨロ。こっちへ戻れば自分も後を追ってこっちへ。「巨大なクリーム色のマグネット」という表現がピッタリの様子が目に浮かびます。家族に引っ付いて回るマグネットなマーリー。自由に動けないのに家の中では粗相をしたくないマーリー。自分の納得がいく場所でしか排泄をしたくないマーリー。気付けば誰よりお利口さんです。13年、人間と較べるとあまりにも短い寿命ですが、家族の一員として受け入れられて精一杯に楽しく暮らしたマーリー。涙なくしては読めません。最後は嗚咽が止まらない。でも、犬と暮らすということはやっぱり素敵なことだなと、ボクがいる暮らしの幸せを改めて感じさせてくれました。なんというか“症状”(←私の)が進んでてヤバイなーという気もしますが。でも、涙ボロボロ化けもののような顔で思い立ったらすぐ、ボクに抱きつける幸せ。ボクも同じように幸せでいてくれますように。

朝
ボクの朝。寝る時は犬小屋に入れられるのが気に入らないのか?寝る前に犬小屋に敷くマット(ボロボロ)をひきずり出してやっつけて捨て置く、のが毎朝の日課。大好きなくせに。ちなみに玄関開けて「それ持ってきて」と声をかけると、持ってきてくれます。多分、そこまでがボクの日課。

うちのマーリー
せっかく感動的なお話なのに。
愛想のないボク。
| 観た・聴いた・読んだログ | 10:40 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
パフューム―ある人殺しの物語―
パフューム

「ユメ十夜」を観ようと思っていたら、もう終わっていました。残念。
ということで「パフューム―ある人殺しの物語―」
最初思っていたのとはちょっと違う雰囲気だったかも。
どこか大人のおとぎ話的な、何かの寓話みたいな、本当は怖いナントカ童話みたいな、物語の進み方にちょっとそんな感じもしたりして。

「マリー・アントワネット」と同じく18世紀のお話。でも舞台はベルサイユとはまるで違って、冒頭、PG-12っていうのはこういう観てるだけで悪臭が漂ってきそうなグロイ描写だからなのか・・・と思ってしまいました。それだけが理由でないことも観てるうちに分かりましたが。それにしても、パフュームどころか思わずハンカチで鼻押さえたくなる感じ。

主人公は鋭い嗅覚という才能?に恵まれて生まれたにもかかわらず、生まれた瞬間からとてもとても気の毒な若者で、恐らく最後まで気の毒。どこかで聞いたことあるけど、才能というのはその持ち主を幸せにしてくれるとは限らない。その人物に、ある大切なものが全く欠けているとしたらば、なおさら。どんなすごい才能を持っていたとしてもこんな風にしかその才能を生かせなかったり、その才能を持って生まれたことによってこんな風な生き方になってしまったのだとしたら、才能って決して恵まれるとかそういうものではないのだなと。

最後は過剰なラブ&ピースで目が点ですが、それを引き起こした?香りを創り出した彼だけが、そのラブもピースも知らなかったというのはとても気の毒に思えました。彼が持つ、香りを捉えたい保存したいという熱望。普通は、もっと違う形で望まれたり表現されたりするものだろうし、そのように出来たならこんな結末にはならずにすんだものな気もする。なんか言い方変だけど。ヒロインの青い瞳と赤い髪がとても印象的でした。

本で読んでもみたいなと思います。カート・コバーンも愛読書であったという原作本。
| 観た・聴いた・読んだログ | 11:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |